慶應大学 総合政策学部 2016年 資料4
- メディアによる多くの論調では、日本社会はもともと平等な社会であったのが、格差のある社会へと移行したという点が強調される。
- しかし、所得格差の拡大は、格差社会の指標としては不適当である。
- 所得格差の拡大は、人口の高齢化と単身・2人世帯の増加によるものだ。
- 日本は総中流などではなく、もともと格差社会であったことが世知否経済分析では分かる。
- 格差社会に関する重要論点の一つに格差の固定の問題がある。
- 佐藤は、管理職階層に注目した。
- 佐藤が分析したのは、1995年までである。
- 長期的に見ると佐藤の結論は不適当である。
- オッズ比は、長期的な視点で見ると、減少傾向だからである。