慶應大学 総合政策学部 2016年 資料1


  • 我が国は平等社会であるとされてきた。 
    • 日本の現状を所得分配と資産分配の実態から概観する。 
      • 所得分配の国際比較はそう簡単ではない。その理由は比較の基準を何にすべきかが難しいためだ。 
      • 国ごとに独自開発されたデータに基準の整合性を求めることはできない。 
        • 既存のデータの比較可能性は高くない。 
      • 図表1 日本と先進資本主義国の所得分配の不平等度(ジニ係数) 
        • 数字が高いほど不平等度が高い。 
        • 図表から読み取れること。 
          • (1)我が国では、近年急激に不平等度が高まっている。 
          • (2)我が国は先進国の中でも最大の不平等度である。 
          • (3)所得分配の平等な国は、北欧諸国と独自な制度を持つオセアニアである。 
      • (結論)我が国が国際比較上これだけ高い不平等度を示していることは驚きである。 
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